「なに?あ、実は作ってたのおばあちゃんとか?」
ち、ちがう。
どうしよう……自分で作ったとは葵には嘘をつきたくない。
総長だと言わなければいいなら……五人が来たことは話しても……大丈夫だよね?
葵は広めたりしないだろうし、それだけは伝えてみるか……。
「実はさ──」
お父さんが私を心配して男の子五人を呼んだことを私は葵に告げた。
すると葵は、箸ではさんでいた卵焼きを落とした。……ご飯の上で良かったけど。
「え、待ってやば。ゲームみたい。ちなみに五人ってイケメンですか」
お弁当を置いて私につめよる葵に、私は汗をにじませる。
「そ、そうだね。とてもイケメンだと……」
「マジか、夢のような話だな!セキュリティのために五人の男子と……絶対何か起こるにおいがぷんぷんする!!」
に、におい?予感ではなく?



