ヒミツを知るのは私だけ!?


「……それ、むしろ何かされたいわけ?」
「そ、そういうわけではなくて!」
「あっそ。つか、言ったら面倒なことになりそうってことくらい分かんだろ。それに、俺から何かされると思ってんなら、余計に言うはずはねぇ。同じとこに住んでるならなおさら」

たしかに、同じ家にいるなら私が言おうものならそっこうで……ぼこぼこ?に出来るもんね。

「ま、お前がバカじゃない限り大丈夫だろ」
「バ……バカじゃない、はずです」
「……はずってなんだよっ。でも分かってんならいい。お休み」

つけたままのピアスを揺らし、湊くんは部屋をあとにした。
私……家に来てからはじめて湊くんの笑った顔、というかやわらかい表情見たかも。

一颯くんや壱心くん、それに美嵐くんは最初からやわらかかったけど、氷雨くんと湊くんはおかためだったから。

「って何考えてんだか。私も寝る!」

不用心と言われないために鍵をしめ、私は布団へともぐった。