「どうかした?」
「さっき……お前が何か聞きたそうだったから、聞いてやろうと思って」
え?あ──忠告の有無を考えてた時か……。
でも下手に自分から何か言うのもなぁ。
「ううん、なんでもないの。ごめんね?」
「ふうん……あっそ」
すんなりとドアから離れた湊くんに内心ホッとして、私は改めてお休みと言って部屋へ入った。
しかし……
「っ……な、なんでしょう」
つい敬語になっちゃった。
だって、なぜか湊くんも入ってきてたんだもん!
ガチャンとドアがしめられ、私は数歩後ずさる。
なんで私、自分の部屋でこんな追いつめられてる感じなの!?
それに、明かりをつけてないせいで暗さがこわい。
「で、本当は何が聞きたいわけ?」
だめだ。
またごまかしてもむだな気がする。
ここはもう腹をくくるしかない!



