だとしたら何も言ってこないのも理解がいく。
うん、そうなのかもしれない。
なら下手に言いませんよーとか自分から言うのはやめておいた方がよさそう。
本当にお休みだけを言って、湊くんは行っちゃったし、私もお風呂入らなきゃ。
*
──各々……何が誰のものか分からないけど、洗面所やお風呂場にすごいものが増えてた。
シャンプーとか、洗顔とか。
まあ、五人もいたらそれぞれのこだわりもあるわけで。
これからも何かと自然に増えていくんだろうな。
そんなことを考えながら私は誰もいないことを確認して、リビングの明かりを消した。
ゆっくりと二階へ上がると、私の部屋のドアに湊くんが寄りかかっていた。
……お休みってあいさつはしたけど、まだ起きてたみたい。



