ヒミツを知るのは私だけ!?


「あれ、ドライヤーは?」
「……んー、あの音がうるさくてかなわん」
「私、部屋に自分ので音が静かなのあるからそれ使う?」
「そうか、なら甘えようかのう」

待っててね、と告げて部屋に走り私はドライヤーを一颯くんに渡そうとしたんだけど……。
なぜか目つむったまま、床に座っていた。
あの……と声をかけると、

「たのむ」

この一言だけ返ってきた。

私が、乾かすってこと?
ま、まぁ乾かすくらいならいいか──。




「……よし、乾いたよ」
「ありがとう」

乾かしてる時ずっと思ってた。
一颯くんの髪すっごく、きれい&サラサラ。
……そして自分の髪を見ると悲しくなる。美嵐くんに聞いてみようかな。

「大丈夫だったでしょ、音」
「……うん」

あ、なんだか眠そう。
初日だし、早めに寝てもらう方がいいかも。
それに部屋に送れば、忠告的なことはされないし。