「おいひぃ……!」
お肉もほろほろとやわらかくて、カレーもなかなか辛いけど濃くなくて……。
氷雨くん、料理上手!
何度もおいしいと頷いてみせると、氷雨くんはスプーンをおけへといれた。
「良かったな?俺が味見をさせてやるなんて貴重だぜ?ありがたく思えよ」
本格的な味を一番乗りで食べれたのは嬉しい。
でもなぜだろう。
なんだかイヤな予感がするのは……。
いやいや気のせいだと自分に言い聞かせて、ゴクリとカレーを飲み込んだ矢先、私は氷雨くんにあごをつかまれた。
「っ……!?」
至近距離で私の見開く目と氷雨くんの細められた目が合う。
「味見をさせた礼として……今朝のことは誰にも言うな。いいな」
「け、今朝のことって……」
「とぼけんな。お前が俺のことに気づいてんのなんかバレバレなんだよ。リアクションを見りゃあ一発でな」



