ヒミツを知るのは私だけ!?


……ドキン。

壱心くんの時に感じた心臓の鳴り方と似たような感覚に思わず胸を押さえる。

「駐車場でのウワサを知らないわけないだろうし、一応言っておくね。……ここにいる奴らにも、もちろん他の子にも、言ったらだめだよ?」
「……う、うん」
「僕、顔はかわいめでも中々強いんだ。でも……先輩がだまってくれてれば……僕もその分、優しくしてあげる。だから」

約束、ね──

頷くこと以外、私には何も選択肢はない。
だからぎこちなくも頷いてみせると、ドア開けて私の前に来た美嵐くんは『ありがと』と言って額に……髪越しだけど、キスをして先におりていった。

って、え──?

い、い……今の……キッ……!?

ぶわっと顔と触れられた額が熱くなっていく。

と、とんでもない総ちょ……いや、後輩くんだ!