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着替えをして、変にさわいだ心臓は無事におさまり時計を見れば、夜ご飯の時間。
部屋に出るのもなんだか気が引けてしばらく待機してたわけだけど……氷雨くんが作ってくれてる……だろうし。
行かなきゃ。
お腹もすいて──
「はろー!」
ベッドから立ち上がると同時に開けられた部屋とドア。それもノックなしに。
鍵、かけてない私も不用心だったかも。
「……びっくりした。どうしたの?」
ドアを閉めて中に入ってきたのは、美嵐くん。
「ごめんね、先輩の部屋どんな感じかなーって見に来ちゃった。割とシンプルなんだね。でも大人っぽい感じだ」
派手な物はなく、机にタンス、ベッド……それにぬいぐるみ。
白をベースにした部屋にあわい紫系で統一したカーテンや布団カバーをしているからか、美嵐くん的に大人っぽい印象になったのかな。



