ヒミツを知るのは私だけ!?


別に鍵とかしめてないけど、湊くんはひらひらと手を振って先に中へと入ってしまった。

壱心くんは入らないのかと顔をのぞけば、壱心くんはハンカチを手にしていた。

「……変な形でも君と再会出来たのは本当に嬉しいよ。ハンカチのお礼をしないとって思ってたから」
「そんな、気にしなくて大丈夫だよ?でもどこか怪我でもしてたの?」
「あー……恥ずかしいことに道の途中つまづいて、へいに顔をぶつけちゃったんだ」

だから口……というか唇が切れて血が出てたのかな。
鼻とかじゃないのが不思議な気がするけども。

「もう大丈夫?ヒリヒリしたりとか、冷やしたいとかあったら言ってね」
「……君は可愛いうえに優しいんだね。おかげさまで大丈夫だよ。でも、ハンカチだめにしちゃったからさ。こうして再会出来たんだ、ちゃんと今度お礼をさせてほしいな」