ツンケンされるよりは全然いいもんね。
「なら僕、おじいちゃんと同室しよっかなー。どう?」
おじいちゃん呼びをされた一颯くんは一瞬かたまるも、美嵐くんのかわいらしい笑顔にうっすらと笑みを返す。
「ぼくでいいなら、頼もうかのう。一階の客間ってことになるから階段のぼらなくてありがたい」
「あははっ、体力までおじいちゃんなの?でも決まり!……で、そちらさんは?」
ゆいいつの一人部屋、物置きを選んだ湊くんと氷雨くん。
ずっと静かだったから、喧嘩とかの展開はなかったみたい。
「俺」
「……──はぁ」
ちゃんとジャンケンをしたらしく、グーを出した氷雨くんが物置きに決まった。
負けた湊くんは自分のチョキの手を見下ろし、それはそれは大きく深いため息をつく。



