ヒミツを知るのは私だけ!?


「ぼくはどこでも。でもおだやかライフが送れるように、落ち着きのある人が一緒だといいのう」
「やっぱりその口調、おじいちゃんって感じだね。一つしか変わらないのに」
「おだやかライフかぁ、ならおれは……あ」

一颯くんの口調に微笑む美嵐くんの横で、部屋のことを考えようとした壱心くんが私を見てひらめいた顔をする。

ん?

軽く首をかしげれば、壱心くんは私の手を取った。

「君の部屋はどこかな」
「え?私?」

うん!と、とびきり明るい笑顔を向けられ、私が二階だと伝えるなり、壱心くんは一颯くんと美嵐くんの方へと向く。

「おれ、二階の部屋がいい!この子のそばにいれる部屋が一番なんだ!」

す、すごい目がキラキラしてる……。

ハンカチの件で私を女神と言う、ちょっと変わった子かと思ったけど、明るく接してくれるところは同居するにあたってはありがたい。