ヒミツを知るのは私だけ!?


「僕の大事な先輩さらっといて……ただで済むと思うなよ」
「……って、一颯いる?おれ、声聞いてない気がするけど」

ゆいいつ、五人と並んでるけれどずっと口を開いていないのは一颯くんだけ。

「別に、言葉なんかいらんじゃろ。……この話してる一秒一秒が無意味だ」
「だね、さっさと片して花耶先輩つれて帰ろ」

一颯くんの言葉に頷き、喧嘩をする時のスタイルなのか、髪を束ねたり、ヘアピンをしたり、髪をかき上げたり……各々の見た目が変化していく。

「花耶、お前は目つむっとけ。喧嘩なんて見ていて気持ちいいもんじゃねぇからな」
「つーか寝てろ。すみにいた方が巻き込まれねーしな」
「大丈夫、おれが全員倒して花耶を最速でキス&ハグで起こし──痛っ!」
「だからきしょくわりーんだよ」
「……だからって仲間たたく!?喧嘩前に!?しかもけっこう強めの蹴り!」
「あー、うるせうるせー」