悪びれる素振りもなにもない態度に、五人からはとてつもない怒りの圧がひしひしと伝わってくる。
喧嘩や不良とは無縁の私でも感じる、ということはこの男の子たちには何倍も大きく伝わってるんじゃ……。
チラリと男の子たちへと目を向ければ、やはり圧を感じとってるのかにわかに汗をにじませていた。でもどこか余裕そうにも見える。
それもそうか……私を使ってこの状況を作りたかったなら、計画的なもの。だから今も、笑っていられるんだ……。
「そこの女子を取り返したいのなら勝手にしろよ。総長ども。でもその前に……」
ひとりの男の子の言葉に、どこから来たのかぞろぞろと黒い集団が……。
視界はほとんど黒の世界になり異常な数の人に面食らう私。けれど、真逆に全くもって驚きを魅せない総長五人。
「……だと思った、あーめんどくせ。でも、しゃーねーな」
「おれ、全力全開でいくから。誰も止めないでよ」
「止めねぇよ。俺もそのつもりだしな」



