──っ!
その瞬間、目に入った光景に私は息をのむ。
にわかに吹く風でなびくパーカー。
見覚えのある、黒のパーカー……。
そして……毎日顔を合わせている、五人の姿。
横並びで歩いてくる姿に、重く感じていたまぶたもぼやけていた視界もうそのように軽く、クリアになった。
だって……本来なら敵対するチーム同士の──総長が五人そろってる。
驚かないなんて、出来っ来ない。
それに、総長だから感じるのか強いからなのか分からないけど、すさまじいオーラみたいな……圧を感じ、私ひとりが驚いてる間に、みんなはこちらへと歩いてきて足を止めた。
「よぉ、ずいぶんと可愛がってくれてんじゃねぇか。楽しかったか?」
真ん中にいる湊くんがたずねると、この状況を待って笑っていた男の子が頷いた。



