「うおっ、起きてるっすよ」
「ああ、起きてるようだが……待て、なんか様子おかしくないか?」
「確かに。ぐったりっていうか、寝起きにしては変ですね」
また違う子が、私の額にふれる。
さわらないで、って言い返したり振り払う気力も生まれてこない。
「あっつ……この子、熱ありますよ」
「どうするっすか。今更かえすわけにも」
「どうもこうもないだろ。こいつが具合悪いのを知らないはずがない。なおさら……」
"あいつら"が探さないわけない──と、一人の子が笑う。
あいつら……って、間違いなく五人のこと、だよね。
何をしたいのか目的は分からないけれど。私がみんなをおびきだすために使われているのは嫌でも理解できる。
「そうですね、ならそれまでの短い時間は頑張ってもらいましょう」
「そう時間はかからないだろうからな」



