ヒミツを知るのは私だけ!?


そして見つからないように、逃げるんだ……。

上半身を起こすも、うまく力が入らなくて床をはうようにして私は部屋のドアがある方へとなんとか進んだ。

手を伸ばし取っ手をまわしかけた時、

「っ!」

ドアの向こうから声がして、とっさに寝転んぶ。
すぐに開いたドアから複数の男の子が入って来たのが目を閉じていてもわかった。

「……ん?置いたとこから移動してないか?」
「寝返りじゃないですかね」
「そうっすか?そう見せかけて実は起きてたりして」

ひとりが私の肩を押してあお向けにする。
思わずうっすらとあけてしまった目に見覚えのある男の子がうつった。

この男の子……封筒を渡してきた時にいたような……。
ちゃんと認識して確かめたいのに、熱のせいからか目を開けてられなくて。