うつむきがちに伝えると、頭に乗せられた手。
「別に気にしてねーよ。具合悪くてもうまそーに食ってんだしな。でもそう思うなら早く治せ。俺が帰るまで気合いで治せ」
言葉はチクチクしてるし、氷雨くんは自分を優しくないって言うけど、やっぱり優しい。
「あと、湊からは何も届く予定とか聞いてねーけど、もし勧誘とかなんか来ても出んなよ」
「うん」
「じゃ、行ってくる」
いってらっしゃい……と言えたのは結局氷雨くんにだけ。
うどん、冷める前に食べなきゃ。食べて薬飲んで……あとは気合いで!気の持ちようも大事だもんね。
*
「よし、これで大丈夫」
器はそのままでいいって言われたけど、洗えないほどのひどさではないから、着替えを洗濯機にいれる流れで洗っておいた。
水は氷雨くんが持ってきてくれたから、、あとは薬を飲んでおとなしく寝ることにしよう。



