「氷雨がまだ壱心のやつ戻んねぇって言うから来てみれば……様子見に長居しすぎだろ」
「花耶先輩休めないじゃん!って言う僕もさっき同じこと氷雨先輩に言われたけど」
「ぼくも引きずり出されたんじゃよ。……まだ背中ヒリヒリするのう」
早く出ろと、と湊くんは壱心くんを連れて行く。
「先輩お休み、またねっ」
「下がってるといいのう、ゆっくり休んでおくれ」
「うん、ありがとうお休み」
「ああっ!まだおれおやすみのあいさつしてない!」
「うるせぇさわぐな」
ドアの前で手を振る一颯くんと美嵐くんに振り返し、湊くんは『ちゃんと休めよ』とさわぐ壱心くんを廊下に出してドアを閉めた。
すぐに『花耶ぁ』と壱心くんの声が……。
でも『痛っ!』っていうのも聞こえたからさわぐなって言われたんだろうな。



