「……お前が水瀬花耶だろ。俺らはお前のおもりをしにきてやった。俺は若月氷雨。中二だ」
最初に来たのは氷雨くん……深い紺色の瞳にくせっ毛の黒髪、マスク。
皆、今は学ランだけど、誰も顔見知りではないのかな……?
というより、お、おもりって……。
「はいはーい僕、美容担当。恋本美嵐だよ。中一ね」
び、美容?
胸元くらいまで伸びたピンク髪に、同じくピンクのぱっちりおめめ。
確かに、この見た目で言われると納得いくような。
「おれは……温崎壱心。えっと、君のそばにいる担当かな。いった!!」
「バカ言ってんじゃねーよ」
「おれは真面目だよ!?」
氷雨くんに頭を叩かれながらも、壱心くんはめげていない。



