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ん……近くで声が聞こえる。
それに手も温かい。
「ちょ、先輩ら……しー!って、花耶先輩起きた」
「えっ!!」
「うるせーぞ壱心」
ゆっくりと目を開けば、私の顔をのぞく学ラン姿の美嵐くんと壱心くんが目に入った。
「おはよ先輩、愛しの美嵐くんだよー」
「ああ良かった……!おれ、飛んで帰ってきちゃったよ」
「ぼくもびっくりして久々に本気ダッシュしたんじゃよ」
手に感じる温かさは一颯くんと手を繋いでいるからと分かるも……飛んで……?ダッシュ?
疑問が生まれてから気付いた。
みんな学ランのままだ。
今何時?もしかして──!
「おいっ急に起き上がんな」
頭に乗せられていた冷たいタオルを床に落ちる前に湊くんがキャッチしてくれた。
「う、うそ……」



