「……アホすぎて付き合ってらんねーな」
「聞き流す方がいいぜ、絶対に」
ある意味、純粋でいいことなんだけどね……。
でも、今ので九十九回目。
迷信ではあると思うけど、『次で百じゃな……』と一颯くんの顔がすごく不安そうで。
どうにか止めてあげる方法は──
「わっ!!」
突然の大きな声にびくっ!と肩が跳ねる。
後ろを振り向けば声の主であるいつの間にか戻ってきていた美嵐くんが楽しそうに笑っていた。
ああ、心臓ドキドキしてる……。
角度的に湊たちには美嵐くんが見えてて、驚かなかったのは分かるけど、隣にいる一颯くんにも驚いた様子はなかった。
不意打ちでも総長さんはすごい……。
「急にでけー声だすな」
「おじいちゃん先輩まだ止まってなかったみたいだから、やってみたの。どう?止まった?」



