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「あがり」
「よゆーで俺も」
ぽいっと床に置かれた四枚のトランプ。
夜、丸くなるように床に座りしていたババ抜きで一番、二番で湊くんと氷雨くんがあがった。
「うそ……おれ全然合わないのに?……二人ともさっきから強すぎない!?」
「……またぼくのババ持ちで終わるのかのう」
「ババ持ち自白してんじゃねーよ」
「ねぇーたまには花耶先輩か後輩の僕に勝たせてもいいんじゃない?手加減ってのを知らないんだから!」
「したらつまんねぇだろうが。というよりお前ら弱すぎ。顔でだいたい分かんだよ」
顔!?と壱心くんと一颯くんが一瞬で無表情になるも、美嵐くんがふきだす。
「ちょっ無表情似合わないって先輩ら!笑わせないでよっ」
「おれは氷雨になる」
「やめろ、きしょくわりー」
「なれる!もう一度勝負だ!……ってまだ終わってなかった。じゃまず続きを──」



