ヒミツを知るのは私だけ!?


「ドライヤーのお礼とヒミツを守ってるごほうびってやつ。ほっぺちゅー……誰にも見られず成功じゃ」
「なっ……」
「ふふ、真っ赤。かわいいのう」

満足そうに笑った一颯くんはゆったりと手伝いに加わりにいく。

……落ち着け落ち着け。
いっきに集まった顔の熱をみんなに背を向けて手であおぎさます。

お前何した?、と氷雨くんの声が後ろから聞こえるも一颯くんは笑い声だけ返していた。

「おれも何かしたい!」
「するなバカ。いいから座れ」

少し振り向くと、氷雨くんに首根っこをつかまれたまま走るのをやめない壱心くんが手を振ってくるも強引に座らされる。

顔の熱さはいくぶんかおさまったから、私も手伝うことに。
一颯くんに渡された飲み物をテーブルに置けば、息の切らした美嵐くんがイスへ座った。