ヒミツを知るのは私だけ!?


「ねぇ先輩……何か悩み?」
「え?」
「なんか、考えてるっぽかったから。僕聞くよ」

私が窓の前で見かけた男の子たちのことを考えてたから、美嵐くんはそれに気付いて……。

「……ううん、大丈夫だよ。ありがとう美嵐くん」
「そう?何かあれば言ってね。ってとこで、氷雨先輩がコップスタンバイしててこわいから離れまーす」

え?
両手をあげながら離れていく美嵐くんから、視線をキッチンにうつすと、投げるモーションに入る氷雨くんが。

「花耶ーしめてきたよって、氷雨何してんの!?」
「またこれ投げられたんじゃな」

戻って来た二人は驚き苦笑いをする。

「そう、僕に投げようとしてたのー。花耶先輩に抱きついてたから。……怒るなら自分も抱きつけばいいのに。させないけど」
「抱きっ……!?おれもする!」