溺愛されるオッドアイ


「……あのね、私の片目……暗い場所ではこうなるの」

怖くないわけじゃない。
だけど、家の中でや他の場所で急に見られるより、自分で話した方が何倍もいい。

椛月に振り向いて目を開けて見せると、椛月は分かりやすく目を見開いた。

「……いいよ、変だって言ってくれても」

この際、何を言われても傷付かない心構えみたいなもんが出来たから。平気。

「い、や……変とかより、視力大丈夫?とか思ったけど」
「へ?」

全く予想してない返答に、スットンキョウな声が出てしまった。
今度は私が目を見開けば、椛月は笑って私の頬をなでた。

「別にんなこと思わないけど?なに心配してんのっ」

……久々に、こんな可愛らしい笑顔見たかも。
ああ、椛月の反応も嬉しいし笑顔も嬉しくて泣きそう。

「マジその目映えそうっ。ほんと猫みたいに光るもんなー。ねこちゃーん、なんて……痛い!!って奏ちゃんいつの間に蹴って秒で戻ったの!?」
「うるせぇ、俺の許可なく触ろうとすんじゃねぇよ」