肉食アニマルさんは、うさぎちゃんを狙ってます! 〜編入先は、肉食アニマル学園!?〜

綺麗な90度、これをキープするのは正直辛いのです。

でも、わたしは逃げないと決めたんですから!



「……未卯」

「……はい」



頭をそっとあげて、狼さんを見ました。

見えたのは最初の無表情は嘘みたいな、柔らかい笑顔。

思わず、固まってしまいます。



「……別に俺は怒ってない」

「え? でも……」

「怒ってない」



狼さんはそう言って、視線を逸らして、小さく呟きました。



「……居心地悪かっただけだ」

「居心地が、悪い?」



わたしは首を傾げます。

狼さんは小さくため息をついて、続けました。



「……親に様子を報告されてたってのもそうだが、それを好きなやつにやられてたこと……とか」

「すっ、好きな……!?」

「……こんな歳にもなって親に心配されてんの、恥ずいだろ」