肉食アニマルさんは、うさぎちゃんを狙ってます! 〜編入先は、肉食アニマル学園!?〜

「……あ、一色さん? こんな時間にごめんなさい」

『……なんだ』

「未卯のことなのだけど……」



礼偉がそう言うと、電話相手の呼吸が一瞬止まり、それを誤魔化すように少し浅く遅いものになった。



『……何かあったのか?』

「ええ、寮の部屋に姿が見えなくて。もうとっくに解散しているわよね?」

『……ああ。確か、6時過ぎほどに』

「随分前じゃない……」



礼偉は小さく呟いた。

その顔色は、少し青くなっているように見える。


……部屋にも居ずに、ショッピングモールにも居ずにいるとなると、どこにいるのだろう?

コンビニに行っている可能性もあるが……



「外にいるなら、随分と濡れていそうだね」

「……! そうね……種族によっては、風邪をひいてしまうかもしれない」