意地っ張りな私が策士な王太子に囚われて

まるでその言葉を
裏付けるかのように――
その数日後、
ソラリス王宮に不穏な報せが届く。

『ドラゴニア帝国より、
新たな使節団派遣の打診。』
名目は――「友好の再確認」。

だが、
その裏にある意図は、
あまりにも明白だった。

ラジワは胸元で拳を握りしめる。
「……また来るのね。今度は、何を奪いに?」

アウレリオは、
彼女の肩を引き寄せ、静かに言った。
「今度は――奪わせない」

こうして、
ビンセントの決起とクレオールの再接近が
同時に進行し始める。

物語は、
もはや後戻りのできない
局面へと踏み込んでいった――。