意地っ張りな私が策士な王太子に囚われて

ラジワは引きつった笑みを浮かべた。

「……ええと……相変わらず、お姉様思いなのね……?」

一方――
ソラリス国王:(これは……国家元首の発言として許されるのか……?)
アウレリオ王太子:(ラジワからシスコンだとは聞いていたが……これは重すぎる……)
――完全にドン引きである。

その空気をまるで気にせず、
ビンセントは晴れやかな笑顔で締めくくる。
「まぁ、姉上が幸せならそれでいいんだけどさ!(※なお、納得はしていない)」

止まらぬファティマ賛美に、
ソラリス国王はついに苦笑いを浮かべた。
「……テラスにお茶を用意させた。そちらでゆっくり話すといいだろう」

一拍置いて、国王は言う。
「アウレリオ、ラジワ。案内してあげなさい」