碧くん、助けてください!2 完

そっか……。

ユリ先生は、ユリ先生なりに私たちのことを守ってくれていたんだね……。



「それじゃあ、核を渡してくれます?如月先生」

「もちろんよ。私も早く解放されたいもの」



核……?

ま、また私の知らない単語がっ……。



「あのね、桃ちゃん。核っていうのは、その怪異にとっての心臓部分ってこと。核を破壊されてしまったら、どんなに強い怪異でも、一瞬で消え去ってしまう」



私の隣に立っていた光莉が、私の耳に近づいて、こっそりと教えてくれた。

じゃあ、今からその核が破壊されるってことか……。



「___破壊」



碧くんはユリ先生から石のようなものをもらってから、そう呟いた。

その瞬間……西階段の薄暗さは消え去り、いつも通りの夕日に照らされている階段へと戻った。