碧くん、助けてください!2

後ろからぴょこっと現れた光莉が私のそばで囁いた。

管理人……?

七不思議には、管理する人がいるの……?



「うんっ。七不思議は学校の怪異の中でも結構上位の存在だからね~。普通にいるそこらの怪異には管理人なんて立派なものはついていないよ。でも、ここの怪異は力が強いものも多いから。力を抑えられない怪異もいるからね。だから、人間の管理人がつくことも少ないことじゃ無いんだよ」



なるほど……その三番の管理人がユリ先生ってことなのかな?

確かに、何人もの人をあの世へ連れていくっていうことは、それほど大きな力が必要になるということ。

そんな大きな力を暴走させてしまったら……ひとたまりもない。

だから、ユリ先生が管理人になったのかな?



「はあ……神楽さんのことは丁重に扱わないとだし、説明するわ。でも、このことは秘密よ。一般生徒には話してはいけない禁忌の内容なのだから」

「つまり、あなたは桃の正体を知っていると?」

「流石に、七不思議の管理人としてかぐや姫伝説は覚えるものでしょう。神楽さんが入学していた頃から、西階段には近づかないようにいろいろ手を回していたもの」



確かに……思い返してみれば、私はこの場所に来るのは初めてだ。

それは……ユリ先生が守ってくれていたから?