碧くん、助けてください!2

私はいつも通り……ではなく、いつもより少し早く家を出た。

毎朝一緒に登校している光莉と碧くんには私は急ぎの用事なあって先に登校している、とお母さんに伝えてもらうようにお願いした。

よしっ……これで大丈夫!

いつも私が登校をした頃には大体のクラスメイトが揃っている。

けれど、30分前に登校した今日はまだ誰も教室に来ていなかった。

いつもと違う静かな教室の雰囲気にウキウキしながら、私は光莉と碧くんが登校するまで待っていた。



「あっ、桃ちゃ~~~んっ」

「ひ、かりっ!おはようっ」



光莉に抱きつかれて、一瞬体勢を崩しちゃった……あはは。

光莉は朝から元気ですごいなあ……私は朝が得意な方ではないから……。



「あ、光莉!これ、チョコレートだよっ。いつもありがとうっ」