青に溶ける、きみ。




「でも今日は…泣いてたんだよ、ずっと。もしかしたら、今までの子たちも、本当は同じだったのかもしれないって思ったら、俺、簡単に線を引いてたこと、急に全部後悔してきてさ」



少し間を置いて、苦笑する。



「…さっきも実は、断ったら、友達やめるって言われた。まあ……普通だよな。今まで通りでいよう、なんて、俺の都合でしかなかったんだと思う」



言葉を探すみたいに、指先が机をなぞる。



「結局さ、俺が悪い人になりたくなかっただけなんじゃないかって思ったら、なんかもう……自分が嫌になってきて。こういう話、友達にするとさ、自慢だとか、嫌味だとか言われるし。周りは、こんな俺を求めてないし。本当は、自分のことが嫌いだなんてさ。そんなの、言えないだろ」



はは、という乾いた笑い声。



晴海は、いつもキラキラしている。
そう見えていたし、たぶん周りもそう思っている。


でも、毎日、毎時間、毎分毎秒、ずっと同じ光でいられるわけじゃないってこと、本当は、最初からわかっていたはずなのに。