青に溶ける、きみ。





緑がボールを取りに行く間、私は少し体を後ろに向ける。
そこには、もう試合を始めている男子たちがいる。



その中に一際輝いて見える、晴海。

太陽の光のせいか、晴海だけがまるで光をまとっているみたいで、人一倍、眩しく見える。



太陽の下が似合わない私と、そこで生きている晴海とは、最初から世界が違うみたいで、見えている景色も、感じる温度も、全てが私には眩しすぎる。



晴海の周りだけ、光が溢れているみたいで、息をするだけで少し息苦しい。



いつも輪の中心にいる彼を見ていると、つくづく思う。

叶わない、とか。
釣り合わない、とか。


どうしようもなくて、救いようのないこの気持ちが、どうかいつか薄れてくれますようにと、ただ願うばかりだ。



晴海の特別な女の子になりたいとか、あのキラキラした瞳に、少しでも自分が映りたいとか。

そんなこと、考えるだけで分不相応で、胸が疲れてしまう。



だから、せめて。
あの子どもみたいな笑い声が、風に乗って私のところまで届けばいい。
それだけでいい。



それから――
一生、消しゴムを持ってこなければいい、なんて。