青に溶ける、きみ。




今日最後の授業は、3週間後に開かれる夏の球技大会の種目決め。

体育委員が元気よく叫ぶ。



「このクラス、運動神経と国語力だけで生き残ってきたやつらばっかだから、絶対勝ちに行きたいでーす!」



うちのクラスは、他の文系クラスと比べても、ずば抜けて現代文と古典が得意な人が多いらしい。

運動部に所属している子も結構いて、受験生で部活を引退した人も何人かいるけど、私みたいに帰宅部というのは案外少ない。


私は緑と、当たり障りのない卓球でダブルスを組もうという話をした。


でも――晴海は、どうするんだろう。



「夏井、なにすんの?」

「えっ…」



思わず心臓がドキッとする。まるで、私が晴海のことを考えていたのがバレたみたいなタイミングだった。



「み、緑と卓球しようって話してるけど…晴海は?」

「んー、なにがいいと思う?」

「…なにがいいって…」



そんなの、なんでもいいのに。