ピリオド

「また人の運命を勝手に変えおって。消されてももう文句は言えんぞ」

「やぁ同期殿。いや、今は神様と呼んだ方がいいのかな?」

「神になり損ねた者が出しゃばって。他の奴らはお冠だ」

「まあ、勝手に怒らせておけばいいさ。元はといえば人の運命を翻弄する神の方が悪いんだからね」

「……それで?お前が運命を変えた三人はこれからどうなる?」

「さぁね。わからない」

「わからないとはどういうことだ?お前が運命を変えたんだろう?」

「あの三人、君たち神が作った運命の道を辿っていないからね。新しい道だ。その先に何かあるかは誰にもわからない」

「無責任な奴だな。手を差し伸べておいて責任放棄か」

「でも見てみなよ。あの三人、すごくいい顔だ。それに私は思うんだ。恋愛とは、想いが実ればハッピーエンド。想いが叶わなければバッドエンドだろう?」

「何を当たり前のことを」

「想いが実らなければ、時に暴走する奴もいる。誰かの人生を壊してしまう奴もいる。だけどね、あの三人は大丈夫だと思うんだ」

「あの女がどちらかを振っても問題ないと?」

「ああ。それに誰も知らない道を三人は歩いているからね。多重婚が認められる世界になるかもしれないし。まあ一つ言えるのは、三人はちゃんと幸せになれるってことかな」

「勝手なことを……。まあ、お前みたいな奴がこの世界には必要なんだ。絶望に満ちたこの世界ではな」

誰かの手が、幸せそうに笑う三人を撫でた。