バタフライ エフェクト

「高中さんのことを気にしている感じだった」

「えっ?」

「高中さんと江原田さんは、知り合いなの?」

「……二人が知り合いかどうかは、私は知らない」



梨々愛が不安そうな表情になる。



「高中が、関わっているって思うの?」

「わからないけれど、そう考えるほうが自然な気がして」

「自然……?」



私は元寄と話したことをみんなに話して聞かせた。

連れて行くには、やはりルールがあること。

床下に連れて行く理由。

強盗計画には、執事の野村が関わっていたこと。



「高中は、野村とは違うよ」
と、梨々愛は言う。



「そうだよね。あのおじさん、私達にもすごく丁寧で優しいし、そんな裏があるようには見えないよ」



知穂の言葉に、芹香も頷く。



「……うん。ごめん。でも、何か引っかかるんだ」

「こういう時の紫の勘って、あなどれないんだよなぁ」

「知穂の発言、バラバラになってるって」



芹香がツッコミを入れると、梨々愛がこう言った。



「まだ気になることがあるの?」