「ふぅーん……。どう? 何かわかる?」
と、知穂が私を見る。
「そんなにすぐにはわからないよ。……あ、この部屋の真正面って、誰かの部屋なの?」
開けっ放しのドアから、向かいの部屋のドアが見える。
「私達家族は使っていない部屋だよ」
と、梨々愛が向かいの部屋の前まで歩く。
「前の住人も使っていたのかなぁ? 入ってみる?」
私達は恐るおそる部屋に入った。
埃っぽい。
部屋の中の家具には布が被せてある。
「見て!」
知穂が部屋の中の布をはがし、物を次々に触るから、
「やめときなよ」
と、芹香に注意されている。
「えー、でもコレ! 見て! 珍しくない?」
と諦めることなく、好奇心を顔全体に貼りつけたキラキラの顔つきで知穂が指差したものは、私達には馴染みのない機械だった。
「カセットテープを再生する機械……、なの?」
と、知穂が私を見る。
「そんなにすぐにはわからないよ。……あ、この部屋の真正面って、誰かの部屋なの?」
開けっ放しのドアから、向かいの部屋のドアが見える。
「私達家族は使っていない部屋だよ」
と、梨々愛が向かいの部屋の前まで歩く。
「前の住人も使っていたのかなぁ? 入ってみる?」
私達は恐るおそる部屋に入った。
埃っぽい。
部屋の中の家具には布が被せてある。
「見て!」
知穂が部屋の中の布をはがし、物を次々に触るから、
「やめときなよ」
と、芹香に注意されている。
「えー、でもコレ! 見て! 珍しくない?」
と諦めることなく、好奇心を顔全体に貼りつけたキラキラの顔つきで知穂が指差したものは、私達には馴染みのない機械だった。
「カセットテープを再生する機械……、なの?」



