さっきまで遠くにいたはずの元寄が、梨々愛の目の前にすぅっと現れた。
私は恐怖もあって、梨々愛の腕を掴む。
「お前……、香菜子じゃないのか? こんなにキレイで長い髪……、香菜子なんだろう?」
元寄は梨々愛の髪の毛に手を伸ばす。
梨々愛はその手を払って、眉間にシワを寄せた。
(幽霊なのに、実体があるみたいに触れる……?)
幽霊とは半透明で触れられないものだという認識で暮らしているから、元寄の幽霊について驚くことが多い。
(それだけ元寄の念が強いのかも)
心霊関係に詳しくはないけれど、元寄を見る限り幽霊であることには間違いはなさそう。
(香菜子への執着で、この世にずっと留まっているんだ)
「あんた、元寄 照良って名前で合っている?」
梨々愛の質問に、
「……そうだよ。その名前で呼ばれることは、近頃無かったから嬉しい……」
と、元寄の幽霊は本当に嬉しいらしく、ニコニコしている。
私は恐怖もあって、梨々愛の腕を掴む。
「お前……、香菜子じゃないのか? こんなにキレイで長い髪……、香菜子なんだろう?」
元寄は梨々愛の髪の毛に手を伸ばす。
梨々愛はその手を払って、眉間にシワを寄せた。
(幽霊なのに、実体があるみたいに触れる……?)
幽霊とは半透明で触れられないものだという認識で暮らしているから、元寄の幽霊について驚くことが多い。
(それだけ元寄の念が強いのかも)
心霊関係に詳しくはないけれど、元寄を見る限り幽霊であることには間違いはなさそう。
(香菜子への執着で、この世にずっと留まっているんだ)
「あんた、元寄 照良って名前で合っている?」
梨々愛の質問に、
「……そうだよ。その名前で呼ばれることは、近頃無かったから嬉しい……」
と、元寄の幽霊は本当に嬉しいらしく、ニコニコしている。



