バタフライ エフェクト

高中さんも一緒に三人で廊下に出る。



泣き声はランドリールームから聞こえる!



バタバタと足音を鳴らして、私達はランドリールームまで走った。



「心音!!」
と、ランドリールームのドアを開けつつ、梨々愛が叫ぶ。



すると、女の子が床にぺたんと座り、泣きじゃくっていた。

全体的に短い髪の毛だけど、不自然な髪型だなと、思った。





「心音っ!! 大丈夫!! もう、大丈夫だからね!?」



梨々愛が心音ちゃんを抱きしめる。

泣きじゃくりつつ、心音ちゃんは梨々愛を抱きしめ返す。

その腕が、小刻みに震えていた。



「あいつに、切られた……」
と、心音ちゃんは言う。



「髪の毛、切られた……」



「大丈夫、もう大丈夫だから!」



梨々愛がなだめるけれど、心音ちゃんの涙は止まらず、
「私のこと、香菜子って呼んでた……」
と、呟いた。



「……っ!!」



元寄は幽霊になっても、香菜子に執着している。