実際そうだった。
葉子に甘い言葉を並べていても、本心ではきっとそんなことを微塵も思っていないのは、香菜子にもわかった。
ある日、自分の思い通りにいかない香菜子に、元寄は脅しのようなことを言ってきた。
「何て言ったと思う? 『俺のことを甘く見るなよ。お前のことだって、この家のことだって、俺はどうとでも出来るんだ』……ですって」
そこで香菜子は、広樹に録音機能のあるテープレコーダーを買い、頼んでみることにした。
何か不審なことがあったら、あんたがこれで録音してね。
広樹はしっかりと頷いた。
ある晩、広樹が録音したテープを持って、香菜子の部屋を訪れた。
「そのテープには、元寄と姉の会話が入っていた」
「どんな内容だったんですか?」
と、梨々愛。
「我が家へ強盗に入るための計画の打ち合わせだったの」
葉子に甘い言葉を並べていても、本心ではきっとそんなことを微塵も思っていないのは、香菜子にもわかった。
ある日、自分の思い通りにいかない香菜子に、元寄は脅しのようなことを言ってきた。
「何て言ったと思う? 『俺のことを甘く見るなよ。お前のことだって、この家のことだって、俺はどうとでも出来るんだ』……ですって」
そこで香菜子は、広樹に録音機能のあるテープレコーダーを買い、頼んでみることにした。
何か不審なことがあったら、あんたがこれで録音してね。
広樹はしっかりと頷いた。
ある晩、広樹が録音したテープを持って、香菜子の部屋を訪れた。
「そのテープには、元寄と姉の会話が入っていた」
「どんな内容だったんですか?」
と、梨々愛。
「我が家へ強盗に入るための計画の打ち合わせだったの」



