「芹香、簡単に言わないほうがいいよ。これ、明らかに事件だよ? 警察に任せたほうがいいに決まってんじゃん」
知穂の意見に私は頷き、村山 梨々愛を再び見る。
「……それは出来ないの。ねぇ、お願い! 沢渡さんにしか頼めないから」
「どうして……、私?」
「前に聞いたことがあるの。誰かの失くし物を、過去に2回見つけ出したことがあるって」
「失くし物って、ポーチと上靴ね」
と、何故か知穂が胸を張る。
「妹を見つけてほしいの。本当、信じてもらえないかもしれないけれど……、突然消えてしまって……」
「まず話くらい聞いてあげたら? 私達も手伝うからさ」
という芹香に背中をそっと押されて、
「わかった……」
と、私は頷いていた。
その日の放課後、村山 梨々愛は私達を自宅に連れて行くと言い、辿り着いた村山邸は近所でも有名な“ちょうちょ館”だった。
知穂の意見に私は頷き、村山 梨々愛を再び見る。
「……それは出来ないの。ねぇ、お願い! 沢渡さんにしか頼めないから」
「どうして……、私?」
「前に聞いたことがあるの。誰かの失くし物を、過去に2回見つけ出したことがあるって」
「失くし物って、ポーチと上靴ね」
と、何故か知穂が胸を張る。
「妹を見つけてほしいの。本当、信じてもらえないかもしれないけれど……、突然消えてしまって……」
「まず話くらい聞いてあげたら? 私達も手伝うからさ」
という芹香に背中をそっと押されて、
「わかった……」
と、私は頷いていた。
その日の放課後、村山 梨々愛は私達を自宅に連れて行くと言い、辿り着いた村山邸は近所でも有名な“ちょうちょ館”だった。



