「開けるよ」
と、梨々愛が引き出しを引くと、タオルにくるまった何かが出て来た。
そのタオルは茶色く染まっていて、強烈に臭った。
ふたりで顔を見合わせて、タオルを外す。
「これって……!」
思わず眉間にシワを寄せてしまう。
蝶々を髪にとまらせている、美しい女性の彫刻像だった。
女性は頭から鎖骨までしかない。
そして、青緑色に錆びていたり、所々茶色や黒色に変色している。
「これ、錆びているってことは……、何かの成分が付着して錆びたってこと?」
梨々愛が彫刻像に触れないように、元通りにタオルでくるみ、引き出しに戻した。
「うん。多分……、梨々愛も私と同じことを考えているよね?」
「……あれって、変色している原因って、やっぱり血……」
タオルの変色や臭い、彫刻像の変色……、それらの原因が血液なら……。
これは、きっと。
「凶器……」
私の呟きに、梨々愛が頷いた。
と、梨々愛が引き出しを引くと、タオルにくるまった何かが出て来た。
そのタオルは茶色く染まっていて、強烈に臭った。
ふたりで顔を見合わせて、タオルを外す。
「これって……!」
思わず眉間にシワを寄せてしまう。
蝶々を髪にとまらせている、美しい女性の彫刻像だった。
女性は頭から鎖骨までしかない。
そして、青緑色に錆びていたり、所々茶色や黒色に変色している。
「これ、錆びているってことは……、何かの成分が付着して錆びたってこと?」
梨々愛が彫刻像に触れないように、元通りにタオルでくるみ、引き出しに戻した。
「うん。多分……、梨々愛も私と同じことを考えているよね?」
「……あれって、変色している原因って、やっぱり血……」
タオルの変色や臭い、彫刻像の変色……、それらの原因が血液なら……。
これは、きっと。
「凶器……」
私の呟きに、梨々愛が頷いた。



