「そっか。元寄として考えれば、この屋敷に出入りしていた家庭教師だったし、屋敷に出る幽霊って言われても、誰なのかわからない女の子より納得がいく」
「……何かわかったことがあるの?」
「私、元寄は録音テープの事件と関係があると思っているんだ」
梨々愛の顔つきが変わった。
「元寄は多分、あのテープの事件の被害者なんだよ。スマホで調べて、行方不明者としてヒットした。その行方がわからなくなった時期が録音テープと同じ、秋なんだよ」
「……もういいって、あのテープのことは」
と、梨々愛があからさまにうんざりしてみせる。
「放っておけないよ。元寄がランドリールームの床下に心音ちゃん達を連れて行った理由も、解明できるかも」
「そんな理由なんか求めてない。私は、あの子達を無事に連れ戻したいだけ」
「連れ戻すには、元寄のことを知らないとダメだと思う」
「……」
「急がば回れ、だよ」
真剣に話していたけれど、
「なんでことわざ?」
と、梨々愛が笑った。
「……何かわかったことがあるの?」
「私、元寄は録音テープの事件と関係があると思っているんだ」
梨々愛の顔つきが変わった。
「元寄は多分、あのテープの事件の被害者なんだよ。スマホで調べて、行方不明者としてヒットした。その行方がわからなくなった時期が録音テープと同じ、秋なんだよ」
「……もういいって、あのテープのことは」
と、梨々愛があからさまにうんざりしてみせる。
「放っておけないよ。元寄がランドリールームの床下に心音ちゃん達を連れて行った理由も、解明できるかも」
「そんな理由なんか求めてない。私は、あの子達を無事に連れ戻したいだけ」
「連れ戻すには、元寄のことを知らないとダメだと思う」
「……」
「急がば回れ、だよ」
真剣に話していたけれど、
「なんでことわざ?」
と、梨々愛が笑った。



