【SS集】クリスマスに甘い恋を。

 輝先輩はおでこを合わせるように顔を寄せて、ほほえみながら私を見つめる。




「星乃も、浮気したら後悔(こうかい)するから。ちゃんと俺を見続けてるんだよ」


「わたしはずっと、輝先輩しか見てません…っ!」


「そう?じゃあ、これからもそうしてて。()きさせるつもりはないから」




 輝先輩にそんなことを言われるなんて、夢でも見てるみたい。

 だって、飽きられないようにがんばるのは、まちがいなくわたしのほうなのに。


 輝先輩はわたしから離れると、手をつないで、望遠鏡に触れた。




「部活がなくなっても、2人で一緒に星を見よう」


「はい…っ」