夢宮 ーある少女の悪夢晴祓録ー

「へ、へえ…」
「夕芽は自分のこと、あんまり興味ないよね」


 そこも夕芽らしいけどね。


 どこか他人事な私に、湊先輩はそう言って微笑む。


  
 …その表情が、少しだけ悲しそうに見えたのは気のせい? 



 何か、隠そうとしてます?

 そう尋ねようと思ったけど、でも、やっぱりやめた。



 口を開いた直後に閉じて、パクパクしていると、後ろから誰かにぶつかられた。
 
 
「夕芽ちゃ〜ん☆」 
「きゃっ!?」