儀式を終えたミサキさんが、こちらへ飛び込んでくる。
ほんの一瞬の間に、視界がミサキさんでいっぱいになった。
「ありがとうっ、夕芽ちゃん!!」
女性らしい細い腕が、私を強く強く抱きしめる。
その力はぐんぐんと増していって、息が出来ないくらいだ。
心臓の、音がする。
温かくて、柔らかくて、力強い。
『ぽかぽかするね』
『そうだね、温かいねぇ』
ふと脳内で蘇った2つの声に、体がこわばるのが分かった。
……この時以来だっただろうか。
こんなに強い力で、誰かに抱きしめてもらったのは。
「ご、ごめんね、急に……」
「…いえ」
互いの体温が、温かかった。
私はそれで良かった。
それだけで充分だった。
でも、離れていく。
ほんの一瞬の間に、視界がミサキさんでいっぱいになった。
「ありがとうっ、夕芽ちゃん!!」
女性らしい細い腕が、私を強く強く抱きしめる。
その力はぐんぐんと増していって、息が出来ないくらいだ。
心臓の、音がする。
温かくて、柔らかくて、力強い。
『ぽかぽかするね』
『そうだね、温かいねぇ』
ふと脳内で蘇った2つの声に、体がこわばるのが分かった。
……この時以来だっただろうか。
こんなに強い力で、誰かに抱きしめてもらったのは。
「ご、ごめんね、急に……」
「…いえ」
互いの体温が、温かかった。
私はそれで良かった。
それだけで充分だった。
でも、離れていく。



