夢宮 ーある少女の悪夢晴祓録ー

「私も好きです」
 

 傷口から溢れていた血が、止まっていくみたい。


 ほんのちょっとだけ、痛みが小さくなった。


 
 私の悪夢の晴らい方は、私には分からない。

 自分では、飲み干すことも出来ないから。



 だから、こうして分け合っていくしかないんだろう。


「…ありがとう」