Good day ! 6

やがてその時がやって来た。

遮るものがなにもない空に、オレンジ色の光が射し込む。

ゆっくりと、けれどあっという間に世界は明るく輝き始めた。

「わあ、きれい……」

心の中まで温かくなるような太陽の光は、地球を丸ごと包み込んで照らしてくれる。

自然の力強さと美しさに、舞と大翔は言葉もなく感動していた。

刻一刻と表情を変える空に、富士山と朝日のコントラストが見事に映える。

「なんて繊細で、なんて美しいんだろう。日本人の日本人たるゆえんがここにある。我々のルーツ、DNAのようなものが」
「ええ」

二人は同じ気持ちを共有し、未来が明るく照らされるのを感じて微笑み合った。