Good day ! 6

「Approaching minimum」
「Checked」
「Minimum」
「……Landing」

滑走路の、いつもより手前の位置にランディングする。

コツッとわずかな衝撃だけで、メインギアが接地した。

「Main gear touch down」
「Holding the nose up」

次の瞬間、舞はハッとする。

ノーズギアのランプが緑に変わった。

「Three Green! Nose gear locked!」
「Roger, Three Green. Transitioning to normal landing」

通常の着陸。

いや、いつもより優しくソフトなランディングだった。

大翔がそっとノーズギアを下ろし、完全に機能していることを確認してからスラスト・リバーサーを作動させる。

「Reverse normal」

全てがノーマルな状態で、機体は一気にスピードを落とす。

「Sixty knots」

舞のコールに、大翔はゆっくりとレバーを戻した。

無事に着陸したことを悟った乗客から、割れんばかりの拍手が起こる。

コックピットの二人を称える拍手は、大翔と舞の耳にもしっかりと届いた。